2004年02月27日(金) 22時29分
<鳥インフルエンザ>死亡は2万8000羽に 京都の農場(毎日新聞)
京都府は27日、鳥インフルエンザ簡易検査で鶏の一部が陽性反応を示した京都府丹波町の採卵養鶏場「浅田農産」(本社・兵庫県姫路市)船井農場で、20日から27日までに死んだ鶏は約2万8000羽に上ると発表した。27日だけで約1万羽が死んだといい、現場に10棟ある鶏舎のうち2棟で集中して死んでいるという。府は死んだ鶏の処理のため、敷地内に埋設用の穴を掘るよう指示し安全管理を徹底するとともに、ウイルスが卵や鶏肉を食べた人に感染した例は報告されていないことから、関係者に慎重な対応を呼びかけている。
府畜産課の聞き取り調査では、現場の農場ではこれまで通常1日約100羽程度鶏が死んでいた。19日までは100羽程度だったのが、20日に約1000羽、23日に2000羽台、26日は7000羽台と日を追うごとに急増。27日は1日だけで1万羽に達したという。
同社は20日以降も兵庫県などに卵を出荷、鶏肉も兵庫県内に出荷しており、府の指導を受けて自主回収を始めた。
一方、府によると、従業員29人のうち23人と出入り業者39人は健康に異状がなかった。残る6人の健康調査も続ける。【山崎明子】(毎日新聞)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040228-00000093-mai-soci