2004年02月27日(金) 08時55分
固定電話会社の4・6位統合、IP電話網を強化(読売新聞)
東京電力は26日、日商岩井系の通信会社で固定電話業界6位のフュージョン・コミュニケーションズを、今年7月をめどに事実上傘下に収める方針を固めた。東電系列の大手通信会社で同4位のパワードコムの固定電話部門とフュージョンを統合し、統合新会社の株式の50%超をパワードコムが持つ。27日に発表する。東電は、市場の拡大が見込まれるIP(インターネット・プロトコル)電話に積極的なフュージョンを取り込むことで、NTTグループを追撃する体制を整える。関係者によると、パワードコムが、「東京電話」などのサービスを提供する固定電話部門を会社分割し、フュージョンに統合することで、両社が26日、基本合意した。パワードコムは、企業向けデータ通信事業に特化する。
利用者があらかじめ通信会社を選択する「マイライン」登録の総数(昨年末)は両社合計で1147万回線で、NTTグループ、KDDIに次ぐ日本テレコム(1525万回線)に迫る規模となる。
統合に先立ち、パワードコムとフュージョンはIP電話網を相互接続する。(読売新聞)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040227-00000201-yom-bus_all