2004年02月27日(金) 20時31分

架空請求詐欺を未然に防止、山銀大内支店に感謝状−−山口署　／山口（毎日新聞）

　◇振り込み前の確認奏功
　山口署は２６日、架空請求詐欺事件を適切な対応で防いだとして山口銀行大内支店（山口市）に感謝状を贈り、川合和正署長が高崎雅志支店長（４９）と窓口係の徳本晴美さん（３１）に手渡した。
　１６日午後２時半ごろ、防府市の主婦（５６）が約１６万円を振り込みたいと来店した。しかし、振込先が不明で、相手先の携帯電話に口座確認の連絡を取ったところ、別の男性が出たことから不審に思った徳本さんが上司に報告。主婦から詳しく話を聴き、詐欺と判明した。主婦は入院中の弟の部屋で債権の督促状を見つけ、弟に黙って処理しようとしたという。
　県内では今年に入り、１４件の架空請求詐欺事件で約７４０万円の被害届が出ている。被害者は２０〜７０代と幅広い。一番多いのが借金の督促で、インターネットの有料サイトの料金支払いを装ったものもある。県警は「払い込む前には必ず確認を。不審に思ったら警察に相談してほしい」と話している。【住田里花】（毎日新聞）

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040227-00000004-mai-l35