2004年02月27日(金) 23時13分
「心身ともに限界」松本被告弁護団12人が辞任の弁(読売新聞)
死刑判決とともに総辞任した松本被告の弁護団。閉廷後、東京・霞が関の弁護士会館で記者会見し、「心身ともに限界」などと語った。
辞任したのは、国選11人と私選1人の計12人の弁護人全員。会見には国選弁護人4人が出席し、まず渡辺脩弁護団長が死刑判決について、「検察の主張を上塗りしただけ」と批判。堀井準弁護士も「(判決は)被告の空想と虚言が引き起こした犯行だとしたが、それだけで説明できるのか」と疑問を投げかけた。
判決を強く批判しつつ辞任することについて、渡辺団長は、「これ以上続けたらもたない。終わってホッとしている」と心情を吐露。大崎康博副団長は「被告と意思疎通できない原因が最後までつかめなかった」と、無力感をにじませながら、8年余りの弁護活動を振り返った。(読売新聞)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040227-00000513-yom-soci