2004年02月27日(金) 21時09分
生きた鶏1万5千羽を出荷 大量死の最中(共同通信)
浅田農産船井農場の鶏舎で、首をたれ動かなくなった鶏=27日、京都府丹波町
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鳥インフルエンザの陽性反応が出た京都府丹波町の採卵養鶏場「浅田農産船井農場」が、鶏が大量に死んだ25、26の両日、生きた鶏約1万5000羽を兵庫県八千代町と愛知県豊橋市の処理場に出荷し、食肉用に加工されて一部が流通ルートにのっていたことが27日、分かった。
食肉はいずれも処理場に止め置かれたり、出荷先の業者に保管されたりしており、一般の消費者にまでは流通していなかった。処理場の従業員らの健康に異常はみられないという。兵庫県などは、養鶏場の関係者らからなぜこの時期に出荷したかなど経緯の詳細について事情を聴いている。
浅田農産の浅田肇会長は取材に対し、「もともと両日にこれだけ出荷することが決まっていた。今回のケースで代金は受け取っていない」と説明している。
また、同養鶏場で死んだ鶏はその後の調べでさらに増え、同日までに計約2万8000羽に上ったことも判明した。(共同通信)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040227-00000231-kyodo-soci