2004年02月27日(金) 21時12分
ヤフーBBの情報流出事件、ソフトバンク社長らを処分(読売新聞)
国内最大手のインターネット接続サービス「ヤフーBB」の加入者情報流出事件で、同サービスの運営会社「ソフトバンクBB」は27日、2つのルートで流出した個人情報は約450万人分に上っていたことを明らかにした。
また、ソフトバンク・グループ代表でもある孫正義・同社社長ら責任者7人の懲戒処分を発表した。
孫社長は同日、都内のホテルで記者会見し、「お客様及び関係者の方々に大変ご迷惑をおかけしました。心よりおわび申し上げます」と謝罪した。
会見での説明によると、同社は、事件が明らかになった今月24日から、警視庁から証拠品のDVD(デジタル多用途ディスク)などの提出を受けて実際の加入者情報と照合した結果、2つのルートからの流出は延べ約517万人分に上り、重複分などを除いた約452万人分が、加入者や無料体験キャンペーンの申込者、解約者らの個人情報と一致することを確認した。
同社は今回の事件に関して、孫社長を減給50%(6か月)、宮内謙副社長と技術担当の筒井多圭志取締役の2人を減給30%(3か月)とし、ほかにシステムや営業部門の責任者4人を減給やけん責処分とした。
一方、同社は、実際に情報が流出してしまった加入者ら全員に500円相当の金券を送ることを決めた。郵送代を含めると総額約40億円になるという。
同社では、社内の調査委員会で引き続き流出経路の特定を進める。(読売新聞)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040227-00000113-yom-soci