2004年02月27日(金) 11時29分
松本被告公判、傍聴希望4658人で地裁史上3位(読売新聞)
一般傍聴席の抽選は、希望者が殺到することが予想され、東京地裁近くの日比谷公園で行われた。
午前4時ごろから、38席を求めて希望者が集まり、最終的に4658人に達した。競争率は約123倍。詰めかけた人数は東京地裁では史上3番目だった。
抽選は午前8時40分、同公園の小音楽堂で始まり、当選番号がホワイトボードに張り出されるたびに、はずれた人たちから落胆の声が上がった。
法科大学院に進学予定という武蔵野市の女性(32)は「日本を揺るがした事件。長かった裁判で一番つらかったのは被害者や遺族。松本被告は真相を語るべき」と話した。
千葉県柏市の会社役員川崎義房さん(53)は普段、通勤のため地下鉄千代田線を使っていたが、地下鉄サリンの当日、長女の卒業式に出席し、事件が起きた同線に乗り合わせずにすんだ。「今も被害の後遺症に悩む友人もいる。自分も被害にあったと思うと、事件は他人事には思えない」と語った。
午前4時から並んだという東京都江東区の無職西川和秀さん(68)は、「極刑は間違いないと思う。遺族や社会に向かって、松本被告が最後に何か言って欲しい」と話した。(読売新聞)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040227-00000005-yom-soci