2004年02月26日(木) 13時00分

架空請求メール送信、詐欺容疑で逮捕（日経新聞）

　身に覚えのない利用料を請求する架空メールを無差別に送りつけ、現金を銀行口座に振り込ませたとして、警視庁ハイテク犯罪対策総合センターは26日までに、東京都調布市深大寺北町5、無職、長野倫久容疑者(22)ら無職少年(17)を含む6人を詐欺容疑で逮捕し、私立高3年の17—18歳の少年3人を同容疑で書類送検した。

　長野容疑者らは昨年9月から約2カ月間、同様の手口で192人から約3170万円をだまし取ったとみられる。

　調べによると、長野容疑者は昨年11月、大手プロバイダーから依頼された料金回収業者を名乗り、群馬県の会社員（31）の携帯電話に「出会い系サイトやアダルトの有料サイトの利用料金など31万円」などとうその請求メールを五回送り、計122万円をだまし取った疑い。

　長野容疑者は、出会い系サイトの利用者リストや他人名義の口座をネットを通じ手に入れ、少年3人を使い複数の携帯電話でアドレス約7万件にメールを送信していた。被害者の3割は女性という。(13:00)

http://www.nikkei.co.jp/news/shakai/20040226AT1G2601026022004.html