2004年02月26日(木) 10時49分

悪質業者の指導強化へ　県、専門検査員を募集（中日新聞）

　【滋賀県】県は、通信販売や訪問販売など不適正な商取引を行う悪質業者への行政指導を強化するため、四月から「不正商取引専門検査員」を配置する。必要な場合は現地に出向いてトラブルを解決し、業者を指導する専門員を置くことで、不正取引をけん制する効果を狙う。

　県県民生活課によると、県内十八の消費生活相談窓口に寄せられる相談件数は急増。昨年四月から十二月までの累計は一万六千五百件で、前年同期と比べ約８５％増加した。中でも架空請求や、教材や浄水器の押し売りに関する相談が目立つ。

　専門員は公募し、企業会計の実務経験や企業などで顧客対応の経験がある人の中から一人を非常勤の県職員として採用。消費者から情報提供のあった業者の調査・指導とともに、行政処分を執行するための事務を行う。任期は一年。応募資格は四十歳以上六十五歳未満で、募集期間は三月三日まで。問い合わせは同課＝電０７７（５２８）３４１２＝へ。（岡本　恵里子）（中日新聞）

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040226-00000003-cnc-l25