2004年02月26日(木) 11時14分

甘いパスワード管理の実態、調査で判明（ITmediaエンタープライズ）

　ほとんどのコンシューマーはパスワード管理が甘く、なりすましの被害に遭いやすい状況にあることが、米RSA Securityが2月25日発表した調査で明らかになった。

　RSAはコンシューマー1000人を対象に調査を実施。その結果、オンライン取引やATMで利用するパスワードと暗証番号の管理が不十分な実態が判明した。調査対象のうちおよそ3人に2人が、使っているパスワードの数は5個に満たないと回答。一つのパスワードですべてを済ませている人も、10人に1人以上の割合だった。

　自分の個人情報管理には「非常に責任を持っている」と約65％が回答した一方で、それは銀行や金融機関の仕事だとの回答も53％に上った。次いで司法機関（29％）、米政府（27％）、小売業者（24％）に責任の所在を求めている（調査は複数回答可）。

　オンライン小売業者に自分の個人情報を開示したくないというコンシューマーの割合は、昨年の35％から今年は44％に上昇した。

http://www.itmedia.co.jp/enterprise/ （ITmediaエンタープライズ）

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040226-00000013-zdn_ep-sci