2004年02月25日(水) 03時07分

多重債務者から３千万円余詐取？ヤミ金店長ら逮捕（読売新聞）

　東京都新宿区内のヤミ金融業者が、多重債務者に低利融資をもちかけ、借金一本化の手数料などの名目で現金をだまし取っていたとして、埼玉県警捜査４課と春日部署などは２４日、店長だった東京都昭島市朝日町、無職久本陽介容疑者（２４）と、いずれも社員だった東京都東村山市本町２、同山田要五（２２）、新宿区下落合、同新保由佳（２２）の両容疑者の３人を詐欺の疑いで逮捕した。

　また、久本容疑者の自宅から、だまし取った現金の一部とみられる約２５００万円が見つかった。

　同課などは、久本容疑者らが２００３年６月から事務所を閉鎖する同年９月にかけて、約２００人から三千数百万円をだまし取ったとみている。

　調べによると、久本容疑者らは２００３年８月１８日ごろ、埼玉県入間郡の女性（６５）に「低金利で融資するので、ほかの会社からの借金を我が社に一本化しないか」などと持ちかけ、融資するつもりもないのに、女性から計４回にわたって手数料名目で約４万円をだまし取った疑い。

　久本容疑者らは２００３年春ごろ、「ライジングキャッシング」名の事務所を無届けで新宿区内に開設。ダイレクトメールや電話で、多重債務者などに低利融資と借金整理の勧誘をしていた。客が現金を振り込むたびに、振込手数料として客の口座に１０００円を返して安心させ、複数回にわたって手数料をだまし取っていたという。（読売新聞）

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040224-00000314-yom-soci