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2004年02月25日(水) 08時48分

30カ月超える牛の検査検討 BSE対策で米農務長官共同通信

 【ワシントン24日共同】ベネマン米農務長官は24日、日本などによる牛肉輸入再開の条件になっている牛海綿状脳症(BSE)の検査体制拡充について「より年齢の高い健康な牛の検査の可能性を検討する」と述べ、BSE発症の危険性が高まるとされる生後30カ月以上の牛の検査拡充を検討していることを明らかにした。
 BSE安全対策について農務省が設置した国際専門家委員会は今月上旬、生後30カ月以上の正常に歩けない「へたり牛」の全頭検査や高年次牛の無作為検査の強化を長官へ勧告した。ベネマン長官は、部分的にせよ勧告に沿う形で検査制度を改善する考えを示唆したといえる。
 ワシントン市内で開かれた全米知事会に出席後、一部報道機関の取材に応じた。
 ベネマン長官は、検査対象を年間4万頭に倍増する農務省の方針に関して「少なくともそれだけはやるし、たぶん上回るだろう」と指摘し、日本などの要求に配慮して検査頭数を上乗せする意向をあらためて表明した。(共同通信)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040225-00000049-kyodo-soci