2004年02月24日(火) 21時04分

ヤフーＢＢ顧客情報流出、「四百数十万件は確認してない」＝ソフトバンク（ロイター）

　［東京　２４日　ロイター］　ブロードバンド接続サービス「ヤフーＢＢ」の顧客情報が流出していた問題で、ソフトバンク<9984.T>の広報担当者はロイター通信に対し、流出数が四百数十万件だったかどうかについて、「確認できていない」と答えた。

　時事通信によると、警視庁捜査１課は２４日までに、ヤフーＢＢから流出した顧客データがあるなどと脅し、ソフトバンクに現金数十億円を要求したとして、恐喝未遂容疑で会社役員（６１）ら３人を逮捕した。また、流出した顧客データの買い取りをソフトバンクＢＢに要求したとして、同容疑で別の男性（３１）も逮捕した。
　報道によると、会社役員が脅しに使ったＤＶＤとＣＤ─ＲＯＭには、実際に約４６０万人分の個人データが記録されていた。データが本物の場合、過去最大の個人情報流出となる。

　ソフトバンクの広報担当者は、ロイター通信に対し、会社役員から接触があったことを認めたが、恐喝があったかどうかの事実関係については明言を避けた。流出数が四百数十万件だったかどうかについても、確認できていない。一部顧客情報は１月１４日に郵送されてきた、という。

　ソフトバンクは１月２３日、ヤフーＢＢ顧客２４２件の情報が社外に流出していることが判明したと公表。流出していたのは、申し込み住所、氏名、申し込み電話番号、申し込み日、電子メールアドレスで、クレジットカード番号や利用歴などの信用情報は流出していない、としている。（ロイター）

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040224-00000846-reu-bus_all