2004年02月24日(火) 21時09分
牛肉偽装初公判 食肉加工販売会社の2被告とも起訴事実認める−−高松地裁 /香川(毎日新聞)
米国産牛肉の加工商品に国産などと虚偽の原産地名を表示し販売したとして、不正競争防止法違反の罪に問われた高松市栗林町、食肉加工販売会社「カワイ」(河合政弘社長、民事再生法に基づき経営再建中)と同社専務の河合義子被告(58)、元店舗管理部長の内海政孝被告(39)に対する初公判が23日、高松地裁であった。両被告らは起訴事実を認めた。検察側は「一般消費者の信頼を裏切り、食肉表示に対する不信感を与えた」などと指摘し、同社に罰金300万円、河合被告に懲役1年6月、内海被告に同1年を求刑、即日結審した。
起訴状によると、河合被告らは01年1月から8月にかけ、冷凍食肉小パック製品「こぱっく」(約70グラム)数個を箱詰めした「讃岐牛こぱっく焼肉用牛肉詰合せ」など、18種類の商品を製造販売する際に、米国産の輸入牛肉で加工した「こぱっく」25万2301個(約1万7661キロ)を箱詰めに混入させ、2万9376セットを製造し、原産地が香川県や岡山県と表示したラベルを張り、原産地を誤認させた。 【大西岳彦】(毎日新聞)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040224-00000003-mai-l37