2004年02月24日(火) 20時29分
有罪医師の処分漏れ防止策 法務省、情報集め厚労省へ提供(共同通信)
罰金刑以上が確定した医師らが、情報収集不足で厚生労働省の行政処分対象から漏れるケースがあった問題で、法務省は24日までに、医師と歯科医師の事件の情報を、起訴時と判決時にその都度提供するよう各地検などに通知した。法務省が情報を集めて厚労省に伝える仕組みにする。
医師と歯科医師は、罰金刑以上の刑が確定したり、診療報酬の不正請求が判明すると、医師法と歯科医師法に基づき、免許取り消しや業務停止の行政処分の対象となる。
対象者の把握は、都道府県と厚労省が、新聞報道や指導・監督の中から行っていたが、過去には医療事故を起こして業務上過失致死罪などで刑が確定した医師が、対象から漏れていた例もあったという。(共同通信)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040224-00000209-kyodo-soci