2004年02月24日(火) 22時05分
<偽造ハイカ>道路4公団で被害20億円に(毎日新聞)
高速道路で使用される偽造ハイウェイカード(ハイカ)の被害総額が全国で約20億4000万円にのぼることが、24日開かれた「道路4公団民営化推進委員会」の懇談会で明らかになった。日本道路公団など4公団が、猪瀬直樹委員らの求めに応じて資料を提出した。
資料によると、日本道路公団の被害額は、02年度以前が約2億6000万円、03年度は昨年末までで約5億5000万円で総額約8億1000万円。
首都高速道路公団は、99年のハイカ発売以降、今年1月末までに1億6000万円の被害を受けた。同公団では、昨年5月から今年1月までに約10万枚の偽造回数券も見つかっている。
阪神高速道路公団は、01年度が6億5000万円、02年度が4億2000万円で計約10億7000万円の被害。本州四国連絡橋公団は、被害額約14万円と発表したが、今後増えるとみられる。
偽造カードの横行で、5万円と3万円の高額ハイカは、3月1日から全国的に利用できなくなる。【菊池卓哉】(毎日新聞)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040225-00000097-mai-soci