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産婦人科開業医ら約1万3000人が加入する日本産婦人科医会(坂元正一会長)の理事会は、会員に医療事故の報告を義務づけ、ミスを繰り返す医師には研修をする方針を決めた。報告や研修に応じない場合は除名処分も検討する。3月の総会で正式決定し、4月から実施する。目立つ産婦人科医の医療ミスを防ぐのが目的だ。
同会は都道府県支部ごとに医療事故安全対策委員会を設けて会員から事故報告を受け、過誤の有無を調べる。たとえば、妊産婦や新生児の死亡、新生児の脳性まひなどの重大事故、訴訟になった事例が対象となる。
重大なミスを繰り返したり、社会的な信頼を大きく損なったりした医師には、指導や特別研修を受けるよう求める。改善がみられないときや、求めに応じない場合は処分もありうる。
処分は戒告、除名のほか、人工妊娠中絶が認められる母体保護法指定医の資格停止を都道府県医師会に要請することも想定している。
同会によると、日本医師会医師賠償責任保険の支払いのうち産婦人科は50%を占める。過去30年間で4回以上の事故を繰り返した医師は全体で約30人いるが、多くが産婦人科医だという。(02/23 00:02)