2004年02月23日(月) 09時01分
「泥棒御殿」は厳重警戒=高い塀、防犯カメラ−空き巣20年男のマイホーム・千葉(時事通信)
「盗品でアパートが手狭になり、家を建てた」。約20年間の空き巣稼業の末、千葉県警船橋署に窃盗容疑で逮捕された無職山口慎弥容疑者(42)は、6年前に茨城県取手市に注文住宅を購入した理由を捜査員にこう説明した。約5000万円で建てたマイホームは高さ約1.8メートルのブロック塀で囲まれ、玄関前には防犯カメラ、玄関ドアには鍵を3個も付ける厳重警戒ぶり。山口容疑者の正体を知った近くの住民は「泥棒が防犯カメラなんて」とあきれ顔だ。約150平方メートルの敷地に地上3階、地下1階の「御殿」に一人暮らし。「足が付くから」と盗品は換金せず、自宅にコレクション。家宅捜索に入った捜査員は、現金約1200万円、宝飾品や金の延べ板、オーディオセット、家電など約1200点という盗品の多さに仰天した。 (時事通信)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040223-00000480-jij-soci