2004年02月23日(月) 20時49分

キャッツが再生法申請　株価操縦で前社長ら逮捕（共同通信）

　株価操縦事件で経営トップと創業者が逮捕された東京証券取引所１部上場の害虫駆除会社、キャッツは２３日、自主再建を断念し、東京地裁へ民事再生法の適用を申請した、と発表した。
　同地裁は同日、保全命令を出した。負債総額は昨年１２月末時点で１８６億円。
　同社は１９７５年３月に設立。業績を拡大してきたが、業界の点検商法が大きな社会問題として注目されたことなどから販売不振に陥り、米国子会社の株式評価損の計上もあって２００３年６月中間決算で５億円の債務超過（単体）に転落。同１２月期決算でも、計画より損失が拡大する見込みとなった。
　同社は今年２月に入り、当時トップだった前社長村上幸栄（４９）、創業者の元社長大友裕隆（５３）両容疑者が証券取引法違反容疑で東京地検に逮捕され、２３日午前には関口仁志社長代行が社長に昇格する人事を決定した。（共同通信）

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040223-00000227-kyodo-bus_all