2004年02月23日(月) 18時54分
賞味期限の設定で指針 卵問題受け厚労、農水両省(共同通信)
京都府城陽市の山城養鶏生産組合が半年前の卵を出荷した問題をきっかけに、厚生労働省と農水省は23日、生産者や輸入業者に任せていた賞味期限の設定の仕方を改め、試験方法などに一定のルールを設けてガイドラインとしてまとめる方針を決めた。
研究者や業界関係者による賞味期限ガイドライン検討会をつくり、3月1日に初会合を開く。2004年度内にガイドラインを完成させ、通知したいとしている。
賞味期限は、食品衛生法と日本農林規格(JAS)法で表示が義務付けられている。食品衛生法では、微生物試験や理化学試験、においなど人の五感による感応検査の結果に基づき、これまでの食経験を踏まえて「科学的・合理的に行う」とされている。
しかし、その方法については具体的な基準がなく、決めるのも「その食品を一番よく知っている者」として製造・加工業者や輸入業者とされている。(共同通信)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040223-00000209-kyodo-soci