2004年02月23日(月) 19時58分
<日本テレビ>基準違反の「パカパカ」放映(毎日新聞)
日本テレビのバラエティー番組「踊る!さんま御殿!!」で、強い光とともに数字が短時間現れるシーンが使われていた問題で、同局は23日、このシーンが日本民間放送連盟の放送基準に抵触する通称「パカパカ」であると判断したことを明らかにした。
問題となったのは番組最後の「ひと言体験談募集」の告知で、採用された人に贈られる賞金「5万3千円」の「5」が現れるシーン。「パカパカ」についての放送基準のガイドラインは「画面の輝度変化が20%を超える急激な場面転換は、原則として1秒間に3回を超えて使用しない」としているが、同局によると、同シーンでは輝度変化が30〜50%、1秒間に5回点滅していた。同局は10日放送分から同シーンを削除している。
同局の間部耕苹社長は「担当者は『5万円を際だたせるため』と話しているが、過度な演出効果を狙ったものだった。今回の限度の逸脱を真摯(しんし)に受け止め、放送基準に反する番組がないかどうかチェック体制の制度化も検討するなど、再発防止に努める」と話した。
このガイドラインは、97年12月にテレビ東京系で放送されていたアニメ番組「ポケットモンスター」の映像を見た子供がけいれん発作を起こすなどの例が全国で相次いだのを受け、98年4月に新設された。(毎日新聞)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040224-00000046-mai-soci