2004年02月23日(月) 15時26分

八葉グループ詐欺事件、社長ら７人に有罪判決（読売新聞）

　「全国八葉物流」（破産、沖縄県）など八葉グループの大型詐欺事件で、組織犯罪処罰法違反（組織的詐欺）に問われた元グループ会長の佐々木次代被告（５６）、元同社社長の秋守敏博被告（５７）ら元グループ幹部７人の判決が２３日、東京地裁であった。

　岡田雄一裁判長は「経済的利益を得ようとした身勝手な犯行」と指摘、佐々木被告に懲役５年、秋守被告に懲役４年６月の実刑を言い渡した。他の２被告も懲役３年６月—３年の実刑とし、残る３被告は懲役３—２年、執行猶予５年の有罪。会員４万人、被害総額約４５８億円に上った八葉グループ事件で初の判決。判決によると、佐々木被告らは２００１年１２月、会員８８人に、「商品の委託販売に出資すれば、２年間で出資金が約２倍になる」などと偽り、現金約２億円をだまし取った。（読売新聞）

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040223-00000303-yom-soci