2004年02月23日(月) 10時46分
民家に嫌がらせ電話相次ぐ 大分の鳥インフルエンザ(共同通信)
大分県九重町の高病原性鳥インフルエンザ問題で、発生現場の民家に嫌がらせの電話が相次いでいることが23日、分かった。九重町は民家に番号表示機能付きの電話機を提供するなど対応し、「心無い行為は絶対にやめてほしい」と呼び掛けている。
同町によると、飼っていたチャボの感染が確認された17日以降、民家には「なぜ通報したのか」「補償をどうしてくれるのか」などと名乗らない電話が数件あった。
民家の半径30キロ以内は移動制限区域とされ、養鶏農家は鶏や卵の出荷ができなくなっている。同町は「鳥インフルエンザの感染に民家住民の落ち度はなく、発生を通報してくれたことで感染拡大を防ぐことができた」としている。
大分県が17日から実施している移動制限区域内の鶏など約140万羽を対象にした立ち入り検査は、23日夜に終了する見通しで、24日からは約3000羽を抽出してウイルス検査などを始める。(共同通信)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040223-00000048-kyodo-soci