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神奈川県は20日、BSE(牛海綿状脳症)検査で雌の乳用牛に陽性の疑いが出たと発表した。国立感染研究所で、精密な確認検査をする。陽性かどうか確定するまで2〜3日かかるという。
この牛は月齢95カ月(7歳11カ月)で、20日に同県厚木市の神奈川食肉センターで食肉用として処理され、隣接する県食肉衛生検査所で薬品により2回検査した。2回とも陽性の疑いがあるとの反応が出たという。この牛の肉は同センター内に保管され、市場には流通しない。どこから搬入されたかは「陰性だった場合、風評被害を招く」(生活衛生課)として明らかにしなかった。
県衛生部によると、県の検査ではこれまで4頭にBSEの疑いが見つかり、このうち国の確認検査で1頭が陽性、1頭が判定不能、2頭が陰性とされた。20日に陽性の疑いが出た牛は、これまでの4頭の中では陽性の疑いが濃いほうだとの検査結果が出ているという。
全国ではこれまで同様の方法の検査で約110頭ほどに陽性の疑いが出たが、国の確認検査で陽性と確定したのは8頭だけだという。
(02/21 02:36)