2004年02月21日(土) 13時24分
RIAAを狙う「MyDoom.F」登場(ITmediaエンタープライズ)
ゆっくりとしたペースではあるが、MyDoomウイルスの亜種「MyDoom.F」が拡散を開始した。セキュリティ専門家によると、MyDoom.Fは全米レコード協会(RIAA)のサイトを攻撃対象にしている。
ウイルス対策企業各社が2月20日発表したところによれば、MyDoom.Fは感染したPCに保存されているWord、JPG、AVIなどのファイルを削除する。そして、MicrosoftとRIAAのサイトにサービス妨害(DoS)攻撃を仕掛ける。
しかし、MyDoom.Fは急速には拡散しておらず、MicrosoftとRIAAのサイトにはさほど影響は出ていないようだ。
ウイルス対策企業各社は、MyDoom.Fの作者はMyDoom.A/Bを作成した人物とは別人だと考えている。その後登場したDoomjuiceはMyDoom感染PCに広まり、オリジナル版MyDoomのソースコードを残していった。「MyDoom.F作者は新ウイルス作成のためにこのコードを利用した」との見方が広まっている。
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