2004年02月21日(土) 12時30分
京都生協が損害賠償請求へ 山城養鶏卵偽装、再発防止策も(京都新聞)
卵偽装出荷問題への対応について報告する京都生協関係者ら(午前10時、京都市中京区・生協会館)
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山城養鶏生産組合(京都府城陽市寺田)が半年前の卵約5万個を偽装表示し出荷していた問題で、京都生活協同組合は21日、同組合に無期限の取引停止を通告、近く損害賠償請求すると発表した。また、賞味期限の設定基準を含む商品仕様の再徹底など、7項目の再発防止策を示した。
生協は古い卵が混入した疑いのある約3700パックを販売、消費者26人が体調不良を訴えた。事件発覚直後の昨年12月初旬から同組合との取引を停止している。
同日午前、中京区内で記者会見した小峰耕二常務理事は「商品仕様を裏切る重大な違反で、前代未聞の事件」と指摘。同組合に対し、2月6日付で無期限の取引停止を通告、3月中に卵代や問題対応の経費などを算定し、損害賠償請求するとした。
また、再発防止策として▽卵生産者への商品仕様の再徹底▽卵を原料とした加工品メーカーの緊急点検▽栽培計画、履歴などを盛り込んだ仕様情報の整備−など7項目を示した。生協は「消費者が安心できる食品表示の基準と根拠について、さらに研究していく」と話している。(京都新聞)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040221-00000012-kyt-l26