2004年02月20日(金) 20時31分
たまっていた鶏卵も初出荷 安全性問題なく加工用に(共同通信)
山口県の鳥インフルエンザ問題で、同県は20日、19日の移動制限解除まで出荷停止で保管されていた養鶏農家の卵の一部40トンが加工用として業者に出荷されたと発表した。
県畜産課によると、制限対象だった卵が出荷されたのは今回が初めて。卵は安全性に問題はなく、殻を割った「液卵」にし加工食品に使われる。この農家は以前から規格外の卵を液卵用に出荷しており、業者はこれまでの取引相手という。
同課は風評被害の恐れがあるとして、農家の所在地や出荷先を明らかにしていない。
県は出荷停止による農家の損失を国と補てんする方針で、たまった卵約2000トンのうち、一般的な賞味期限(2週間)が切れた約1300トンは焼却処分にすることを決め、残り約700トンはできるだけ加工用に利用するよう農家に促している。畜産課の担当者は「農家の自助努力で出荷できたことはうれしい」と話した。(共同通信)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040220-00000239-kyodo-soci