2004年02月20日(金) 20時31分
アイディックに破産宣告 節電器商法、全国で訴訟(共同通信)
節電器の訪問販売をめぐり、各地で損害賠償訴訟が起きている販売会社「アイディック」(東京)に対し、東京地裁は20日、破産宣告した。
破産を申し立てていたのは関東地方などの被害者110人。
申立人の弁護団によると、同社は昨年1月にすでに事実上経営破たんしていたという。負債総額や資産状況も明らかにしていない。
アイディックは「省電王」の商品名で、実際には効果のない節電器を1台数十万円から百数十万円で訪問販売したとして、全国の自営業者ら約1500人が相次いで提訴。全国の損害賠償請求訴訟での請求額は約5億5000万円に上っている。
弁護団は破産申し立ての背景を「アイディックは任意整理と称して営業所を次々と閉鎖しており、悪質商法の証拠を廃棄されたり、資産が不当に処分されたりする恐れがあったため」と説明している。(共同通信)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040220-00000236-kyodo-soci