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戦略会議では、上田知事が「安心安全な食は人類の存続まで含めた大きな問題」と牛海綿状脳症(BSE)、鳥インフルエンザと続く食への不安の問題の大きさを指摘、県民の安全安心を確保するように指示をした。
県は(1)正しい情報提供(2)風評被害が広がらないようにする(3)鳥を飼っている農家のチェックを再度行う−の三つの方針を決め、保健所や動物展示施設に通知した。また、小中高校や保育園、幼稚園などの教育機関に「ニワトリなどと触れあった後にはきちんと手洗いをするように」との通知を出した。このほか県獣医師会にも協力を要請した。県によると、ほとんどの獣医師は鳥インフルエンザかどうかを判定する簡易キットを持っているという。県民にはペットなどで不安がある場合は、獣医師に相談をしてほしいとホームページなどで呼びかける。
県食品安全局の加藤ひとみ局長は「鳥インフルエンザのウイルスは七十五度の熱が一分続くと死ぬので火を入れれば大丈夫。また、中性でないと生きられない。人間の胃液は酸性なので、肉や卵を食べることは基本的には心配ない。鳥と触れあった後は手洗いをするなど基本をきちっとすれば大丈夫だということを呼びかけたい」と話している。
http://www.tokyo-np.co.jp/00/stm/20040219/lcl_____stm_____000.shtml