悪のニュース記事

悪のニュース記事では、消費者問題、宗教問題、ネット事件に関する記事を収集しています。関連するニュースを見つけた方は、登録してください。

また、記事に対するコメントや追加情報を投稿することが出来ます。

記事登録
2004年02月19日(木) 00時00分

県が風評被害防止を指示 大分・鳥インフルエンザ 東京新聞

 大分県でペットとして飼われていたチャボが高病原性鳥インフルエンザで死んだ問題を受けて県は十八日、上田清司知事と幹部職員で組織する「県食の安全・安心戦略会議」で大分県や県内の状況報告をしたり、担当課長らの緊急対策部会を開くなど対応に追われた。ペットの感染が判明したことから、県民に不安が広がらないようにする。既に県家畜衛生室などには「家で飼っているインコは大丈夫か」などと問い合わせの電話が多く寄せられているといい、「正確な情報を提供したい」としている。 (増村 光俊)

 戦略会議では、上田知事が「安心安全な食は人類の存続まで含めた大きな問題」と牛海綿状脳症(BSE)、鳥インフルエンザと続く食への不安の問題の大きさを指摘、県民の安全安心を確保するように指示をした。

 県は(1)正しい情報提供(2)風評被害が広がらないようにする(3)鳥を飼っている農家のチェックを再度行う−の三つの方針を決め、保健所や動物展示施設に通知した。また、小中高校や保育園、幼稚園などの教育機関に「ニワトリなどと触れあった後にはきちんと手洗いをするように」との通知を出した。このほか県獣医師会にも協力を要請した。県によると、ほとんどの獣医師は鳥インフルエンザかどうかを判定する簡易キットを持っているという。県民にはペットなどで不安がある場合は、獣医師に相談をしてほしいとホームページなどで呼びかける。

 県食品安全局の加藤ひとみ局長は「鳥インフルエンザのウイルスは七十五度の熱が一分続くと死ぬので火を入れれば大丈夫。また、中性でないと生きられない。人間の胃液は酸性なので、肉や卵を食べることは基本的には心配ない。鳥と触れあった後は手洗いをするなど基本をきちっとすれば大丈夫だということを呼びかけたい」と話している。


http://www.tokyo-np.co.jp/00/stm/20040219/lcl_____stm_____000.shtml