2004年02月19日(木) 20時38分

オレオレ詐欺　２事件で６人を逮捕　銀行口座など開設容疑で−−県警など　／広島（毎日新聞）

　県警捜査２課は１８日、大分、愛媛両県警同課と協力した「オレオレ詐欺」２事件の捜査で、計６容疑者を詐欺容疑で逮捕した。
　大分県警とは、福岡市早良区飯倉、暴力団組員、本山誠（２３）▽福岡県久留米市長門石、会社員、姉川桂子（３４）▽大分県日田市有田、会社員、松岡鼎（６６）▽同、スナック経営、松岡美幸（６３）▽同市城町、スナック従業員、手嶋キヌ子（６３）の５容疑者を逮捕。
　調べでは、５容疑者は昨年１０月下旬と１１月上旬、同市内の銀行で、第三者に販売する目的で口座を開設した疑い。本山、姉川両容疑者は通帳を１通あたり約４０００円で購入したという。
　３人名義の口座は計２５通開設され、詐欺被害者からとみられる振り込みが計３０件総額約９１７万円あった。昨年１２月９日、安佐北区安佐町の８０歳代の女性が孫を装った男に１００万円の振り込みを要求された事件で、男が指定した口座も美幸容疑者名義だった。この女性は現金振り込みまでは至らなかったが、同日の県警可部署員による事情聴取中、急に気分が悪くなり、直後に急死した。
　また、愛媛県警とは、兵庫県西宮市高須町１、無職、宮本守雄容疑者（６０）を逮捕。調べでは、宮本容疑者は昨年１２月上旬、同市の郵便局で第三者への販売目的で、知人名義の口座を開設した疑い。　【遠藤孝康】（毎日新聞）

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