2004年02月19日(木) 09時20分
RIAAは暴力団? 提訴された個人が反訴(ITmediaライフスタイル)
全米レコード協会(RIAA)から著作権侵害で訴えられている女性が、RIAAの行為は恐喝であり、米暴力排除法違反に当たるとして反訴した。
訴えたのは米ニュージャージー州在住のミシェル・シメカ氏。RIAAがファイル交換ユーザーを著作権侵害で提訴しておいて、訴訟を進める代わりに和解を持ちかけるのは、暴力排除法違反だと主張している。同法は通常、ギャングや組織犯罪に適用される法律。
シメカ氏の弁護士を務めるバート・ロンバルド氏はニュージャージー州の連邦地裁に提出した書面で次のように述べている。「この脅しの手法が原因で、これほどの大組織と戦うことを恐れる個人が大量に和解に応じ、こうした行為の犠牲となって、戦う代わりにこうした行為を終わらせるため、資金を出すことを強いられている。この種の脅しは許されるべきではなく、恐喝に当たる」
RIAAによると、これまで和解に応じた個人は381人。この中には実際には提訴しなかった人も含まれる。これまでに提訴されたのは延べ1500人余り。そのうち「一握り」が、さまざまな主張に基づき反訴しているという。
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