2004年02月18日(水) 00時00分

箕郷事件の被害者とトラブル 逮捕のヤミ金経営者 （東京新聞）

　出資法違反（高金利）などの疑いで県警生活安全課などに逮捕されたヤミ金融グループ五容疑者のうち埼玉県熊谷市広瀬、無職柴山真利子容疑者（５３）が、先月中旬、箕郷町の自宅で射殺された小野里良治さん＝当時（５４）＝との間に金銭トラブルを抱えていたことが分かり、県警捜査一課はこの金銭トラブルと、小野里さん射殺事件との関連を慎重に調べている。

　調べなどによると、柴山容疑者は、小野里さんが以前、経営していた金融会社の従業員として働き、会社の現金や有価証券など数千万円を勝手に使って別のヤミ金融会社を設立したなどとして、小野里さんと、トラブルとなっていたという。

　柴山容疑者は、ほかの四容疑者と共謀し、高崎市や伊勢崎市にヤミ金融四店をそれぞれ知事に無届けで開き、二〇〇二年十二月上旬から昨年十二月中旬までの間に、県内外の客十二人に対し、法定利息（一日０・０８％）の約二十倍に当たる利息で、計約七十万円を貸し付けた疑いで十六日、逮捕された。

　ほかに逮捕されたのは、高崎市貝沢町、無職篠田孝（５５）、同鈴木利吉（５６）、同官野弘保（４５）、榛名町宮沢、同沖山友一（３５）の四容疑者。

http://www.tokyo-np.co.jp/00/gnm/20040218/lcl_____gnm_____003.shtml