悪のニュース記事では、消費者問題、宗教問題、ネット事件に関する記事を収集しています。関連するニュースを見つけた方は、登録してください。
また、記事に対するコメントや追加情報を投稿することが出来ます。
鶏卵業の業界団体である日本卵業協会は、鶏卵の殻に識別コード番号を刻印し、生産や流通履歴を消費者が簡単に知ることができる「トレーサビリティー(追跡可能性)システム」を開発し、生活協同組合ちばコープと千葉県内で試験運用した。
このシステムは、海藻からできたインクで賞味期限と11けたの検索コード番号を殻に印字する。同協会のホームページ上でコード番号を入力すると、採卵日や生産農場名、販売会社名などが瞬時に分かるようになっている。
鳥インフルエンザが発生した山口県では、JA山口たまごセンターが類似の制度を先行導入していたことで卵の自主回収を短期に達成でき、19日の終息宣言につながった。ちばコープでも、「賞味期限などの偽装表示だけでなく鳥インフルエンザにも対処しやすい」と話している。日本卵業協会は、20日までの試験結果を踏まえ、システムの全国展開を進める考えだ。