2004年02月18日(水) 19時57分

＜東京都＞生セラ、スカウトも罰則付き禁止へ　青少年育成条例（毎日新聞）

　東京都は１８日、青少年健全育成条例の改正案を正式に発表した。「ブルセラショップ」が少女の下着などを買い取ることを禁止したのに加え、大人が直接少女から購入する「生セラ」、少女を性風俗などに勧誘する「スカウト」についても罰則付きで禁止する。同条例について諮問を受けていた「都青少年問題協議会」の答申では盛り込まれていなかったが、青少年を保護するためより厳しい内容になった。

　条例改正案では、「何人も、青少年（１８歳未満）から着用済み下着等を買い受けてはならない」などとして、「ブルセラ」「生セラ」を禁止し、違反業者は「５０万円以下」、一般人は「３０万円以下」の罰金にする。

　「スカウト」対策として、少女に対し、（１）下着等の売却の勧誘（２）性風俗業の仕事をさせる勧誘（３）ホストクラブの客として勧誘——することを禁じ、警告に従わず繰り返した場合は「３０万円以下」の罰金にする。

　改正案は２５日開会の都議会で認められれば、今年４月施行されるが、「ブルセラ」「生セラ」などの規制は６月に施行される。【大坪信剛】（毎日新聞）

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040219-00000042-mai-soci