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東京・六本木の飲食店で知り合った少年(18)に、「おれおれ詐欺」をやらせていたとして、警視庁は18日、東京都新宿区百人町1丁目、金融業工藤大輔容疑者(23)を詐欺の疑いで逮捕した、と発表した。少年を知り合いの「おれおれ詐欺」グループに派遣し、特訓をさせていたという。
捜査2課などの調べでは、工藤容疑者は昨年6月上旬、この少年=別の詐欺事件で起訴=に横浜市内の女性(87)に孫を装って電話をかけさせた。「おばあちゃんに頼みがある。車をぶつけたが、(修理代を)相手と折半するので振り込んでくれ」と女性をだまし、銀行口座に35万円を振り込ませた疑い。
翌日も女性方に電話し、同居する嫁(58)に「先輩の車を運転して電柱にぶつかった」と約38万円を詐取したとされる。
工藤容疑者は否認しているが、少年は「昨年6月から10月下旬までに三十数件やった」と供述しているという。同課は、2人による被害は総額約5600万円にのぼり、うち7割が工藤容疑者の取り分だったとみている。
少年は当初、金融業の手伝いをさせられたがうまくいかず、詐欺グループに「修業」に出された。このグループで電話のかけ方や声の出し方などを仕込まれたらしい。(02/18 13:46)