2004年02月18日(水) 02時20分
佐銀虚偽メール 送信女性を書類送検 佐賀県警 犯意の認定は困難(西日本新聞)
昨年末に出回った佐賀銀行(佐賀市)がつぶれるとの虚偽メールによる預金解約騒ぎで、佐賀県警捜査一課と佐賀署は十七日、知人二十六人にメールを送ったとして、信用棄損の疑いで、同県在住の二十代の女性の書類を佐賀地検に送った。女性は送信の事実を認めた上で「悪意はなかった」と話しているという。
調べでは、女性は昨年十二月二十五日午前一時半ごろ、自分の携帯電話で「二十六日に佐賀銀行がつぶれるそうです!!全額下ろすことをお薦めします」などと虚偽の電子メールを作り、県内の知人二十六人に計二十八件のメールを送信、同行の信用を傷つけた疑い。女性は「友人を被害に遭わせたくないと思い送った」と話しているという。
県警は、(1)女性のメールは騒ぎを引き起こした要因の一つでしかなく、因果関係がはっきりしない(2)送信には悪意がなく犯意の認定は困難—として、同地検に形式的に書類を送る形をとった。
■佐賀銀行の話
(告訴した)本件は概要が判明した。今後新たな事実が判明すれば、また捜査をお願いする。どのようなデマや中傷が流れても、お客さまが現金自動預払機(ATM)に行列をつくられることがない銀行にするよう努力したい。(西日本新聞)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040218-00000019-nnp-kyu