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昨年12月25日、佐賀銀行(本店・佐賀市)が経営不振だとするデマメールが出回り、取り付け騒ぎが起きた事件で、佐賀県警捜査1課と佐賀署は17日、佐賀県内の20歳代の女を信用棄損容疑で佐賀地検に書類送検した。
調べによると、女は昨年12月25日午前1時半ごろ、自宅から自分の携帯電話を使って、「某友人の情報によると、26日に佐賀銀行がつぶれるそうです」などと書いた虚偽の電子メールを作成。同1時38分ごろから47分ごろまでの間、友人ら26人の携帯電話に計28件のメールを送信した疑い。
女は「こんな騒ぎになってびっくりしている。悪意はなかった」と容疑を認めている。
同行は、容疑者不詳のまま同容疑で佐賀署に刑事告訴していた。
同行によると、この騒ぎで、12月25日に現金自動預け払い機(ATM)から引き出された現金は、前年同日に比べ3万2000件、約120億円多い9万2000件、約180億円に上った。同行は年末までに全預金量の約3%に当たる450—500億円が流出したとみている。