2004年02月16日(月) 08時25分

内職紹介と詐取４０億円？通販社長ら７人に逮捕状（読売新聞）

　チラシ配りの内職をあっせんすると主婦らに持ちかけ、代理店契約の名目で金をだまし取ったとして、宮城県警生活環境課と仙台北署は１５日、東京都新宿区の通信販売会社「ケーズ・ケア」社長（４５）と同社のグループ会社社員ら計７人について詐欺と特定商取引法違反（不実の告知）の疑いで逮捕状を取った。１６日にも逮捕する。

　被害者は全国で約８０００人、被害額は約４０億円に上るとみられる。

　調べによると、社長らは２００３年秋ごろ、「チラシを配るだけで確実に収入がある。そのためには、代理店になる契約を結ぶ必要がある」とうその勧誘をして、関東地方の主婦ら３人から契約料として計約１５０万円をだまし取った疑い。

　社長らは「子育てや家事の空き時間に仕事をするだけで数万円の収入になる」と主婦に電話で勧誘。申込者に「チラシを見た客から注文があれば、売り上げの１３—３４％の報酬を支払う」と約束しながら、実際にはほとんど払っていなかった。

　「報酬が支払われない」という苦情があると、社長らは「配り方が悪い」と相手のせいにしたり、数千円から１万円を渡したりして、言いくるめていたという。（読売新聞）

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040216-00000301-yom-soci