2004年02月16日(月) 00時00分
工事装う詐欺にご用心 東北電力が呼びかけ(朝日新聞・)
県内の一人暮らしのお年寄り宅に東北電力社員を名乗った男が現れ、「引き込み線のヒューズ工事が必要」などと言いつつ、工事をせずに代金をだまし取る行為が発生していたことが分かった。同社は「引き込み線やヒューズは当社設備なので、工事費用は請求しない。不審な人が来たら近くの営業所へ」と呼びかけている。
不審な男は1月下旬、小千谷市内に現れた。お年寄りに対し、「引き込み線のヒューズが悪くなっており、今日にも取り換えないと危険」などと不具合を装ったという。
男は実際に工事をすることはないが、「工事は終わった」などと言って代金を請求。そのまま、だまし取ったという。2月上旬にも、十日町市内のお年寄り宅に同様の男が現れたが、被害には至らなかった。
東北電力によると、引き込み線・ヒューズなどの定期的な点検は実施しており、不具合があった場合は同社か工事会社が取り換えるという。ただ、これらは同社の設備であるため、工事費用を請求することはない。
同社は「東北電力の社員が作業する場合は、社名入りの青色ユニホームを着用し、従業員証を携帯している。工事会社に委託する場合もあるので、不明な点は営業所まで」としている。
(2/16)
http://mytown.asahi.com/niigata/news02.asp?kiji=5616
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