2004年02月16日(月) 20時18分
当初から詐欺目的で開業か 仙台の内職商法詐欺(共同通信)
チラシ配りの内職を勧誘、契約金をだまし取ったとされる内職商法詐欺事件で、詐欺容疑などで逮捕された刀根健治容疑者(45)が実質的な経営者の通信販売業「メイプルウッドカンパニー」(仙台市)と関連会社が注文を受けてもほとんど商品を販売していなかったことが、16日までの宮城県警生活環境課の調べで分かった。
同社の売り上げは2002年8月から03年10月までの15カ月間でわずか20万円あまりで、同課は当初から詐欺目的で通信販売名目の会社を設立、摘発を逃れるため形だけの販売実績を作っていたとみている。
同課によると、健康食品やジュエリーなどのチラシを見た人から電話で注文があっても「在庫がない」などと回答、実際に売ることはまれだったという。卸売業者などからまとまった仕入れもしていなかった。
同課などは同社などによる詐欺の被害者は全国約9000人、被害総額は40億円に上るとみている。(共同通信)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040216-00000269-kyodo-soci