2004年02月16日(月) 22時02分

三菱自に制裁的慰謝料求める＝請求計１億６千万円に−タイヤ脱落事故・横浜地裁（時事通信）

　横浜市瀬谷区で２００２年１月、大型トレーラーから外れた前輪の直撃を受け死傷した母子３人の家族が、三菱自動車などに対し損害賠償を求めた横浜地裁の民事訴訟で、原告側は１６日、同社への請求額を制裁的慰謝料を含め計１億６５５０万円に増額することを決めた。
　訴えているのは死亡した主婦＝当時（２９）＝の母。１７日に正式に申し立てる。
　原告側によると、従来は同社と車検を行っている国、トレーラーの運転手に、連帯して計５５０万円を支払うよう求めていた。
　しかし、その後、同社の大型車でほかにもタイヤが外れる事故が相次いでいたことなどが判明。「生命に被害が及ぶ事故の発生を予見していたのに、リコールなど多額の費用を要する対策を取らなかった」として、新たに１億円の制裁的慰謝料などを求めることにした。　（時事通信）

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040216-00000177-jij-soci