2004年02月16日(月) 19時20分
牛乳生産履歴をHPで 牧場から店頭まで情報公開(共同通信)
全国一の生乳生産量を誇る北海道別海町と農水省は17日から、牛乳の生産者や出荷日、出荷までの保管温度などの履歴情報を、消費者がインターネットで調べることができるトレーサビリティー(生産履歴)システムを稼働させる。
対象商品は、べつかい乳業興社(同町)が製造する「べつかいの牛乳屋さん」(主に道内、関東、関西で販売)。
町内の5つの農協などでつくる協議会のホームページで、消費者が紙パックに印刷された通し番号や賞味期限を入力し、情報を引き出す仕組み。
乳牛の餌や、牧草に使われた肥料、農薬など飼育状況も分かる。東京と埼玉のスーパーなど2つの協力店舗では、出荷後に店頭に並ぶまでの最終輸送経路や、店頭での温度管理状況も知ることができる。
「生産者の顔が見える牛乳を作ろう」と、同町の協議会が農水省の補助金を得て、昨年からシステムの開発を進めてきた。16日から稼働予定だったが、データ処理の遅れから1日延びた。(共同通信)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040216-00000242-kyodo-soci