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2004年02月16日(月) 00時00分

またまたやっちゃった…日テレが“金じ手”「マネーの虎」で、1万円札「サブリミナル」ZAKZAK


『マネーの虎』に、1万円札のこの顔が… 日本テレビの人気バラエティー番組『マネーの虎』で、1万円札の福沢諭吉の顔を一瞬映し込む「サブリミナル的表現手法」を用いていた疑いが16日、明らかになった。サブリミナルは、オウム事件当時に問題化し、日本民間放送連盟(民放連)の放送基準でも「禁じ手」とされており、日テレ側は9日放送分からこの場面を削除した。

 視聴率操作など不祥事続きの日テレに、また厄介な問題が浮上だ。

 毎日新聞によると、問題の個所は毎週月曜日夜に放送されている同番組の冒頭。オープニングから本編に切り替わる瞬間、福沢諭吉のおなじみの顔が挿入されていた。

 時間にして0.2秒。通常の放送ではまず見分けはつかないが、録画してコマ送りで見ると、まず画面が白くなり、その後、セピア色のあの福沢の顔が現れる。

 日テレによると、「プロデューサーは『お金を印象づけるためで、サブリミナル効果を狙う意図はなかった』と話している」という。

 サブリミナルが大問題になったのが平成7年、「オウム真理教事件」のさなか、TBSの「報道特集」に麻原彰晃被告(本名・松本智津夫)の顔写真などがサブリミナルで挿入された。

 TBS側は「テーマを際立たせるため」と釈明したが、「否定的なものを肯定的に変える効果がある」とされるサブリミナルは3年後、民放連の放送基準で「公正とはいえず、放送に適さない」として禁止された。

 日テレは「踊る!さんま御殿!!」の10日放送分でも、賞金「5万3千円」の「5」という数字を強い光とともに放送するシーンを削除している。

 これも「サブリミナルではない」としているが、これだけ問題が続くと、“不祥事のサブリミナル”なんて言われても文句は言えない?

ZAKZAK 2004/02/16

http://www.zakzak.co.jp/society/top/t-2004_02/1t2004021601.html