2004年02月16日(月) 13時41分
宿泊拒否のホテル廃業へ 「最大の謝罪」と社長(共同通信)
熊本県南小国町の「アイレディース宮殿黒川温泉ホテル」が国立ハンセン病療養所菊池恵楓園(同県合志町)の入所者の宿泊を拒否した問題で、ホテルを経営するアイスター(東京)の江口忠雄社長は16日、同ホテルを廃業することを明らかにした。同日午前、ホテルの従業員38人に説明したという。
江口社長は廃業する理由を「ハンセン病元患者の宿泊を断ったことに対する最大の謝罪」と説明。しかし、恵楓園の太田明入所者自治会長は「巧妙な当て付けだ」と反発している。
廃業時期については、旅館業法違反容疑での告発を受理している熊本地検による取り調べの関係や、従業員の生活、既に入っている予約客の扱いなどを考慮する必要があり、現時点では未定としている。
江口社長は従業員への説明で、営業停止処分の方針を固めた県に対し「対応に不満はあるが、争うつもりはない」と語ったという。(共同通信)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040216-00000126-kyodo-soci