2004年02月16日(月) 08時55分
オウム施設に一斉立ち入り 全国11カ所、公安調査庁(共同通信)
オウム真理教(アーレフに改称)元代表松本智津夫被告(48)=教祖名麻原彰晃=の判決を27日に控え、公安調査庁は16日、公安調査官約200人を動員し、団体規制法に基づき全国の関係先11カ所を一斉に立ち入り検査した。
今回の立ち入り検査は2000年2月に初めて実施されて以降、最大規模。極刑が予想される松本被告を絶対視する教団の一部幹部や信者の動きをけん制するのが狙いとみられる。
11カ所は烏山施設(東京都世田谷区)をはじめ、札幌、仙台、八潮大瀬(埼玉県)、横浜、名古屋、大阪、甲西(滋賀県)、徳島、福岡の各教団施設と、東京都練馬区の石神井台にある分派の一拠点。石神井台の拠点への立ち入りは初めて。
公安庁などによると、分派は脱会した元信者が中心となって独自の活動を展開するグループで、全国に5つあるとみられている。ほとんどのグループは松本被告に帰依する傾向が強いという。(共同通信)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040216-00000036-kyodo-soci