凶悪犯、前年の２・３倍に昨年の少年非行　出会い系サイト絡みは３倍（東京新聞）

2004年02月15日(日) 00時00分

　県警少年課は、昨年の少年非行の概況をまとめた。非行総数が依然高い水準を保つ中、凶悪・粗暴化の傾向が強まっている。

　まとめによると、刑法犯少年は前年比４・９％減の二千四百三人で、三年ぶりに減少。一方、触法少年は同１６・４％増の三百二十人だった。殺人未遂、強盗等の凶悪犯は同１３３・３％増の二十八人。恐喝、傷害等の粗暴犯も同１７・２％増の二百三十八人だった。

　また、ひったくりや自販機荒らしといった街頭犯罪は、検挙総数の約六割にあたる四百五十四人を少年が占めた。出会い系サイト絡みの事案も急増し、前年の三倍の二十七件だった。（小笠原寛明）

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