2004年02月14日(土) 07時00分

国際郵便、ミス40件以上（日経新聞）

　東京都内の郵便局で、国際郵便の受領証への記入や料金徴収で40件以上のミスが相次いでいたことが13日、分かった。日本郵政公社東京支社は各局に調査を指示、指導文書も配布した。ミスは現金などを海外に郵送する際、紛失した際に保険で賠償される「保険付き書状」を中心に発覚。葛飾区の女性（33）が昨年12月に指摘、葛飾郵便局と江戸川郵便局がミスを認めた。

　葛飾局は指摘を受け、受領証の残る2002年7月から03年12月までの保険付き書状35件を調査。8割以上の29件で計40カ所の重量などの記載漏れなどが見つかった。保険付き書状は為替変動で賠償額が変わらないよう、送金額などを特殊な数値に換算するが、この換算時のミスが13カ所、記入漏れなど記載ミスが26カ所あり、郵便料金の徴収間違いも一件あった。ほかに国際書留にも郵便料金の記入漏れなどが14件見つかった。江戸川局でも、この女性が保管していた受領証から、1996年8月の徴収ミス一件を確認した。東京支社では「職員が不慣れな点があった。再発防止に努めたい」としている。(07:00)

http://www.nikkei.co.jp/news/shakai/20040214AT1G1301P13022004.html