2004年02月14日(土) 23時30分
おれおれ詐欺まがい、後絶たず 宇治署 全戸に注意のチラシ(京都新聞)
近く全戸配布する宇治署作成の回覧チラシ
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孫や子どもになりすましてお年寄りらに電話をかけ、振り込ませた現金をだまし取る「おれおれ詐欺」が全国で多発する中、京都府警宇治署管内でも同じような相談が後を絶たない。「万引の弁償代」や「交通事故示談金」を要求する新たな手法が増加する中、同署は近く自治会長などを通じて回覧チラシを宇治市・久御山町に全戸配布し、改めて注意を呼びかける。
同署によると、知らない債権回収業者から身に覚えのない料金請求はがきが届くなど昨年から悪質な詐欺行為が急増し、「無視するように」と呼びかけていた。
しかし、相談件数は今年に入っても1日10件以上になる日もあり被害が一向に減少しないことから、注意を呼びかける回覧チラシを新たに作成し、再度住民に注意を呼びかけることにした。
最近は、孫を装った女性が本人と確認できないよう泣きながら「万引して商品を壊してしまった」と伝え、後に店長にふんした男性が銀行に金を振り込むように脅す手口が多いという。さらに、身内が事故を起こしたとして、警察官、事故の相手などにふんして示談金をだましとるなど、複数犯による手口が目立っている。
被害を受けたお年寄りのうち半数以上が男性といい、同署は「慌てて振り込むことはせず、相手を確認するなど冷静に行動してほしい」としている。 (京都新聞)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040214-00000003-kyt-l26