2004年02月13日(金) 19時21分
採卵日など個別に印字 究極の履歴管理で実験(共同通信)
賞味期限と、生産・流通履歴の情報を記録した11けたの数字が印字された鶏卵
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農水省は13日、鶏卵一つ一つに直接11けたのコード番号を印字してコンピューターで情報を管理、採卵した場所や日時をきめ細かく特定できるようにする究極の生産・流通履歴管理(トレーサビリティー)の実証実験を来週、千葉市で行うと発表した。
偽装表示の防止、不良品の回収、在庫管理などに活用でき、農水省は「消費者と生産者の両方にメリットがある」(消費・安全局)と、実用化に期待している。
賞味期限とともに11けたのコード番号を卵に直接印刷し、採卵日時、農場、こん包会社、販売会社などの情報を記録する。印字に使うインクは植物油が主原料で、海藻の成分を使って卵の内部に侵入しないよう配慮してある。
消費者は、パソコンで日本卵業協会のホームページ「たまごの生いたち」を開き、コード番号を入力すると採卵日などを確認できる仕組み。コード番号のけた数を増やせば、鶏舎や卵を産んだニワトリを特定し、その写真をホームページで公表することもできる。(共同通信)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040213-00000187-kyodo-bus_all