2004年02月13日(金) 10時58分
<所得隠し>武富士が9億2000万円 東京国税局指摘(毎日新聞)
消費者金融最大手の武富士(東京都新宿区)が東京国税局の税務調査を受け、子会社に不良債権を売却したように見せかけて、01年3月期の1年間に約9億2000万円の所得隠しを指摘されていたことが分かった。経理ミスなどを含めた申告漏れの総額は約14億9000万円で、国税局は重加算税を含め約6億円を追徴課税した。
関係者によると、同社は貸付金のうち不良債権化したものを子会社に売却し、債権額と売却額との差額を貸し倒れとして損金計上していた。
ところが、国税局が調査したところ、子会社の業務は武富士に委託されており、売却後も不良債権は武富士が実質的に管理していたことが判明。子会社への債権売却を仮装行為と認定し、損金とは認められないと判断した模様だ。【武本光政】(毎日新聞)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040213-00001014-mai-soci